町元町の主婦佐藤喜代子さん(59)が二日に東京・中野サンプラザで開かれた第四十三回全国名流吟詠大会(実行委主催)で準優勝した。全国初出場での快挙に「自分でも信じられない」と喜んでいる。
佐藤さんは九年前、友人に誘われ「五十の手習いで軽い気持ちで」詩吟を始めた。毎週一回町内の教室に通うほか、自宅でも風呂場を使って毎日練習している。七月に札幌で開かれた全道大会で優勝し、五人の北海道地区代表の一人に選ばれた。
全国大会は年齢別の一-四部と、年齢無制限で和歌や俳句の五部に分かれ、全国から計百六十三人が出場。佐藤さんは二十四人が出た五部で、江戸時代の俳人与謝蕪村の「菜の花や月は東に日は西に」を尺八に合わせ二回繰り返して詠じた。
佐藤さんは「舞台に上がったら自分のことだけ考えて詠じた。無我夢中で、尺八の調べに乗れたということだけは分かったが準優勝なんて」と驚いた様子。それでも「普段通りの力が出せた」と満足そう。
「今回の句は大好きだったので一生懸命練習したが、漢詩の絶句や和歌など勉強しなければならないものはいっぱいある。まだまだこれからです」とさらなる飛躍を誓っている。
(北海道新聞より引用)
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