北大大学院生らのグループが十日、フリーペーパーの季刊漫画誌「コミック・ラグ」を創刊する。フリーペーパーというと道内では飲食店や求人などの情報誌が多く、漫画をメーンにしたものは珍しい。北海道は、いがらしゆみこさんやモンキー・パンチさんら著名な漫画家を多数輩出しており、「新しい漫画文化が生まれるきっかけになれば」と意気込んでいる。
「コミック・ラグ」はフリーペーパーを研究テーマとする北大大学院国際広報メディア専攻二年の林優希さん(23)が、「(首都圏で配布されているフリーペーパー週刊誌)『R25』のような娯楽性が高いものがあってもいい」と企画。友人の大学院生らと五人で編集部をつくった。
「ラグ」は、「Re(再び)」「Ambition(大志)」「Generation(世代)」の頭文字を取り、新しい一歩を踏み出す決意を表現している。
漫画は知人のつてをたどって、札幌にゆかりがある漫画家の卵などに執筆を依頼。A5判一部カラーの八十八ページの創刊号では、若者向けのファンタジーなど読み切り、連載合わせて六本を掲載する。編集部員お薦めのケーキ店を紹介する漫画も盛り込み、地域色も出している。
出版費用は広告で賄い、求人情報誌を発行する会社や自動車学校など五社から広告を集めた。執筆者への原稿料は「おこづかい程度」というものの、林さんは「しっかりしたものを書いてもらいたいから、こちらから内容について注文をしていきたい」と語る。
創刊号は五千部印刷し、北大のほか市内九大学で配布する。今後は七月、十月、来年一月に発行する。林さんは「この雑誌を通して、有望な漫画家や編集者が出てくれるとうれしい」と夢を膨らませている。
(北海道新聞より引用)
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